2014年04月26日更新
こんにちは!
先週はしれっと休んでしまいましたが(笑)コラム8回目です。
さて今週はいよいよ、仕上げです。曲を完成させましょう!
早速、Stidio oneを立ち上げてみて下さい。
そして、今までのコラムで書いてきた内容を思い出して、歌とカラオケの音量のバランスをとってみましょう。
バランスに正解は無いので、自分の思うがままでOKです!
既成の曲を参考にしてみて、同じようになる感じに作ると上手く行きますよ(`・ω・´)
ここで注意するのは、コンソールの「メイン」が0dbを超えちゃいけないということです。
なぜかといいますと、0dbを超えたらクリッピングといって、不快な音になってしまう原因になるからです。
(俗に「音割れ」なんて言い方をします)
ちなみに、メインのフェーダーを見て、赤いランプが付いたら0dbを超えてしまっているという合図になります。
なぜ前回まで小さいボリュームで作業していたかというと、このクリッピングを防ぐためです(´∀`)
それじゃあ僕の曲はずっと小さいままなの?(´・ω・`)とお思いかもしれませんが、大丈夫です!
今回ご紹介する作業で、ボリュームは上がります!
さあ、完成しましたか?
そうしたら、これを一本にして通常のQuicktimeやWindows media playerで聴けるようにしましょう!
この作業を、Studio oneでは「エクスポート」と呼んでいます。
他のDAWではバウンスとかミックスダウンとかそんな風にも呼ばれていますね。
要するに、いっぱいあるトラックをひとまとめにして、一本にしちゃうってことです。
そうすることで、他のプレイヤーでもまとまって聴こえるようにしたり、CDに焼いたりしたり出来るようになります。
では、早速いってみましょう!
まず、Studio oneの上部にある、「マーカー」という所に注目です。
ここに注目しつつ、画面を横にずらーっと動かしてみて下さい。
そのままでもきっと、「スタート」「エンド」という目印みたいなものがあると思います。
これの位置を、
・スタート・・・曲のはじまり
・エンド・・・曲のおわり
にずらして下さい。
目印を左クリックしながら動かせば動きますよ!
出来ましたか?
そうしたら、上部メニューから「ソング>ミックスダウンをエクスポート」と選んで下さい。
すると、こんな画面が出てきます。
何やら新しい画面が出てきました。
でもご安心下さい。基本的にはそのままでOKです!
大事なのは、以下の箇所です。
以下の箇所だけ確認してください(・∀・)
・フォーマットが、「waveファイル」で、解像度が「16bit」、サンプルレートが「44.1khz」であること
・「範囲をエクスポート」が、「ソングスタート/エンドマーカー間」であること
この2つを確認して下さい。
もしよく分かんなかったら、画像と同じ感じに選んでもらえれば大丈夫です!
全て選択し終えたら、右下のOKをクリックして下さい。
しばらくコンピューターが作業した後、ミックスダウンされた曲が出来上がります!
とりあえず聴いてみましょう(´∀`)
無事、一本になっていますね!
ちょっとした感動ものです(・∀・)
ですがまだ早いです!
まだまだ既成の曲と比べると、音が小さいと思います。
さあ、これから音を大きくしていきましょう!
ここから、別のソフトでの作業に切り替えます。
まず、これをダウンロードして下さい。もちろん無料です!
・Audacity
すごく有名なフリーの音編集ソフトです。
http://audacity.sourceforge.net
英語なので一瞬戸惑うかもしれませんが、上部の「Download」タブからご自身のコンピューターのOSに合った物をダウンロードしてインストールするだけでOKです!
これと、今回の作業で大活躍するこのソフトをダウンロードして下さい。
・W1 limiter
http://www.yohng.com/software/
後述しますが、「プラグイン」と呼ばれる外部のエフェクトです。
これをさっきのAudacityで使って音量を上げます。
これも、「W1 limiter」をクリックして、左部分からOSにあったものを選んでダウンロードでOKです。
ダウンロード出来ましたか?
そうしたらまず、「W1 limiter」を以下の手順でAudacityで読めるようにします。
※macの場合
・まず、中を見て「.compotent」となっている物の同文字の部分を「.vst」に置き換える。
・それを、「ライブラリ/Audio/Plug-ins/vst」というフォルダに入れる!
※windowsの場合(実際に試してませんorz多分これでいけるんじゃないかと思います!)
・dllファイルを、そのまま何処かにある「VSTplugins」というフォルダ(大体の場合、「Program Files/VSTplugins」となっていることが多いようです。無ければ作ってもいけたはずです)に入れる。
・その際、64bitに対応しているOS(最近のwindowsOSならそうです)なら64bit版を入れる!
という手順で進めていきましょう。
出来たら、早速Audacityを立ち上げて下さい。
立ち上げたら、「VSTのエフェクトインストール」というこんな感じの画面が出てくると思います。
※日常業務で使っているパソコンなので、この画面ではいっぱいありますが皆さんの所ではおそらくこんなに出てきません。
その中に、「George Yohng's W1 Limiter.vst」という物があることを確認して下さい。
もし無ければ、この前の作業が上手く行っていないのでもう一度トライです(`・ω・´)
そこにチェックを入れて、右下の「OK」をクリックして下さい。
すると、コンピューターが作業を開始してエフェクトが使えるようになります。
読み込みが終わると、実際にAudacityの画面が出てきます。
では早速、さっき書き出したミックスダウンした歌を読み込んでみましょう。
操作は簡単です!そのままファイルをドラッグ&ドロップするだけです。
読み込んだ際に、何かウィンドウが出てきますが、これは「コピーする」を選んでおいていいと思います。
無事読み込んだら、こんな感じになっていると思います。
Studio oneでもおなじみの、波形が出てきましたね(´∀`)
再生はそのまま左上のボタンで出来ます。Spaceキーでも再生出来ますよ(・∀・)
もしよかったら、既成の曲も読み込んでみて下さい。
きっと、自分の書き出した曲よりも波形の大きさが違っていると思います。
つまりは、この時点では相当小さい曲なのです(´・ω・`)
では、これに負けないくらいに音を大きくしましょう!
まず、上部メニューから「エフェクト」タブを押して、そこから下の方にある「George Yohng:W1 Limiter」をクリックしてください。
すると、こんな画面が出てきます。
いったいこれはなんなんだ!?とお思いでしょう。
説明致しますと、これは「リミッター」と呼ばれるエフェクトです。
先ほど説明致しましたが、コンピューター上のオーディオは、0dbを超えるとクリッピングといって汚い音になる原因になってしまいます。
でもじゃあなんで既成の曲は音量があんなに大きく聴こえるのかというと、このリミッターを使っているからです。
そのままボリュームをいじって音量を上げると、歌の中の大きいところはあっと言う間に0dbを超えてしまいますが、このリミッターを使うと、0dbを超えた所は自動的にクリッピングしないように綺麗にカット(つまり「リミッティング」)してくれます(´∀`)
なので思いっきり上げちゃって大丈夫なわけです。
とはいえ限界はありますので、やり過ぎは禁物ですが、これを使えば既成の曲に負けないくらいの音量に出来ます!
今回使うW1 limiterは、WAVES社のL1 Limiterというプロ御用達のエフェクトのクローンモデルです。
フリーながら、その性能は侮れませんよ!なんせプロが使っているエフェクトのクローンですから(´∀`)
しかも、難しい設定は無いので扱いもとっても簡単です。
色々パラメーターがありますが、難しいことは省きますので以下の通りに設定してみて下さい。
・Threshold・・・お好みで。左にいけば行くほど音量が大きくなりますが、やり過ぎると音割れします。
「音割れ」参考です。※音量に注意して下さい!
・Release・・・一番左までいっちゃっていいと思います。
・Celling・・・0dbでもいいですが、-0.2dbのほうがクリッピング対策になります。
・Adaptive Release・・・チェック無しでいいと思います。
ちなみに、左下の「プレビュー」を押すと冒頭数秒だけエフェクトの掛かった状態で聴けます。
数値を色々いじりながら、プレビューで何回も聴いて試していくのが王道でしょうね(´∀`)
数値が決まりましたら、右下の「OK」を押せばエフェクトが掛かります。
すると、波形もそれに合わせて変わってきます。こんな感じに。
前の画像と比べてみて下さい。波形が大きくなっていますよね?
では、音を出してみましょう。
その前に、もしパソコンのボリュームのツマミを上げっぱなししていたら下げておいて下さい!
書き出したばかりの物と比べてみて下さい。明らかに音量が違います。
これなら、既存の曲と比べてもさほど負けていないと思います。
ちなみに、command+zキーでエフェクトを掛ける前に戻れるので、何回でも試せます。
そしてもう一度、最初にやったのと同じ手順を踏めばエフェクトを掛け直せます。
何回も設定をやり直してみて、音割れしない範囲で一番大きく聴こえる設定を反映しましょう!
この曲はバラードなので、そんなに思いっきりはやっていませんがそれでもThresholdは-10dbと結構大きめな設定になっています。
これ以上上げたら、曲の盛り上がる所で音割れが起きたのでこれが限界かな・・・と思いました。
さあ、いい感じでエフェクトは掛かりましたか?
では、これをエフェクトの掛かった状態で書き出しましょう。
書き出すのはとても簡単です!上部メニューの「ファイル」から「書き出し」を選んでそのまま保存するだけです。
itunesなんかに読み込んだときに反映される、アーティスト情報なども一緒に設定出来ますよ。
書き出した物は、早速チェックしてみましょう。
音量はちゃんと上がっていますか?大きい所で音割れは起こっていませんか?
歌とカラオケは気持ちのいいバランスになっていますか?
全部OKでしたら、完成です!!!
おめでとうございます(´∀`)
これで当コラムの内容はばっちり身に付きましたね(`・ω・´)
次の曲をやるときもまた、同じような感じでかっこよく仕上げていって下さい。
何回もやっていけば、次より絶対に上手くなります。継続は力なり、です!
さて・・・。当コラムは、今回を以て完結となります。
次からは(ぶっちゃけ今もそうなんですけど。。。)不定期連載で何か面白そうなネタがあったら記していくスタンスになります(・∀・)
長い間お付き合い頂いてありがとうございました_(._.)_
何かこんなことを知りたい!というリクエストがあったら言って下さいね!出来る範囲でお答えします。
また、生徒さんであれば当コラムを読んで実際にやってみた音源を頂ければ、僕から必ずコメント付きでレスポンス致しますので、是非是非音源を頂けると嬉しいです!
レッスンの際に持ち込んで頂いてもいいですし、info@m2-school.comまでデータ転送サービスで送ってもらってもどっちでもOKです。
それでは、長い間本当にありがとうございました!
※補足
なぜAudacityでリミッターを掛けるかというと、Studio oneにはリミッターに該当するものが存在しなく、付属のエフェクト以外は無料版だと使用不可だからです。
Audacityは、W1 limiter以外にも「VST」と呼ばれるフォーマットのエフェクトならなんでも使えるので、色々ご自身で探してみるのもいいと思いますよ。
感想・リクエスト・音源聴いて!などはお気軽にinfo@m2-school.comまでどうぞ(`・ω・´)
あと、当コラムで資料としてずっと使っていたりなのオリジナル曲のフルは、リクエストが1通でもあれば公開します!!!!!
本人は昔の曲なので嫌がっていますが、読者様の声には逆らえないということで。。。笑